人間の脳
人間の脳は恐ろしく精密に動くが自分はその脳を恐ろしくいい加減に使っていると思う。
今日は冷凍庫に保存するはずのアボカドを冷蔵庫に入れているのを同僚が発見して指摘してくれた。(笑) 別の仕事の件でちょっと難しいトラブルが発生してその対処を一生懸命頭のなかで整理していた矢先に起こったことだ。 考えればちゃんと解決策がでてくるのだから自分の脳はたいしたものだと安心してた直後に簡単なミスを犯してしまったことになる。 その同僚は「私も前に冷蔵庫に入れなければいけないものをサランラップと一緒にシンク下にしまったことがある」と言って私のミスを笑い飛ばしてくれた。
今日、その同僚はすごく疲れていて顔がやつれついた。 休んでいいよと何回か促したが休もうとせずに動き続け、冗談を言って笑わしてくれる。 素晴らしい人だ。 私には真似できない。
冗談を言う同僚を見ているうちに同僚の顔がみるみるうちに元気に見えてきた。 おそらく顔がやつれていた事に変わりはないと思う。 私の脳が同僚の行動からうける印象を元に見えている情報を修正したんだと思う。
同僚がいつものように輝いて見える。
自分の脳がいい加減でよかった。
でもそんな都合よく働いてくれる脳のことをすっかり忘れて私は同僚が元気だと勘違いして無理なことをお願いしてしまうんだと思う。
脳がいい加減なんじゃない。
私がいい加減なんだ。
反省。